2017年9月23日土曜日

好きなSCP

そろそろ長袖の肌着を押入れから引っ張り出してこないといけない季節です。風が吹けば寒いし、かといって無風だと暑いし、そよ風くらいの風速に長袖一枚が一番楽かも。

最近SCPにすごくはまってます。SCPってなんやねんという方はぜひSCP財団wiki(日本支部)へ、わかりにくかったらアニヲタwiki(仮)あたりが噛み砕いて説明してくれてるのでおすすめです。
とりあえずざっくりいえば超常現象や特異的性質を持つ生き物その他もろもろを「SCP-****(任意番号)」と定義して「財団」の施設に収容し、世界の現状維持のためにそれらを保護するという世界観の創作です。(一部のヤバすぎるものは例外として破壊、根絶を目指すそうな)

SCPで検索したら出てくるやつでなんだかんだ有名なのは

SCP-173「彫刻 -オリジナル」(原題:The Sculpture -The Original
SCP-682「不死身の爬虫類」(原題:Hard-to-Destroy Reptile
SCP-076「"アベル"」(原題:"able"

あたりでしょうか。知ってる人には説明不要!なメンツですが知らない人にはとっつくきっかけとしてはいいかも。特に爬虫類は非常に性質がわかりやすいです。生物絶対殺すマン…いやトカゲ。
財団wikiをめぐって自分の好きなSCPを探してもいいんですが、数が膨大だし各国に支部があるのでもしそっちにも目を通そうと思ったら多分一生終わらないでしょうね。
そんなわけで今日は備忘録がてら(番号と項目名を紐付けしないとすぐ忘れるので)好きなSCPをいくつか挙げていこうと思います。紹介は簡単に、かつネタバレ(あれば)は避けてみます。



SCP-504「批判的トマト(原題:Critical Tomatoes)
見た目はそこらで売ってるようなのと同じトマトです。(基本的には結実した鉢植えの状態)
これも相当有名なSCPですが、何がやばいかというと「つまらないダジャレに反応してトマトが吹っ飛び、発言した人や音声の流れた機器にぶち当たる」そんだけの存在です。ダジャレがつまらないほど吹っ飛ぶ際に加速し、ダジャレが面白かったら吹っ飛んでこない模様。つまらない上に下ネタだと大惨事になるようです。ダジャレを言わなければただのトマト。おいしく食べられます。

SCP-2295「パッワーハートがあるクマ」(原題:The Bear with a Heart of Patchwork
胸にリアルな造形の心臓のピンが留めてある、ありふれたパッチワーク生地のぬいぐるみのクマさん。またの名を「クマのカイロスくん」
至近距離に「体に重大な損傷を負った人」がいると口から裁縫道具を取り出して、布を使って対象の人の損傷した部位に代わるパッチワークの臓器(または皮膚)を作ってくれます。(皮膚はクマさんが貼り付けてくれ、臓器は完成した瞬間体内のボロボロになったものと自動的に置き換えられる)
ただの布でできたパッチワークなのに、置き換えられた後は健康な臓器と同じように機能します。皮膚の場合はちゃんと感覚もあるそうな。ただし限界も存在するようで…

SCP-014-JP「ラストオーダー」(日本生まれのSCPなので番号のあとにJPがついてます)
30cm*25cm*20cmの開け閉めできる1個の箱。小学生の工作じみた見た目をしているそうです。上蓋が開くようになっていて、蓋にはボタンがついてます。
箱の中に何か特定の食べ物の名前を書いた紙を入れて蓋を閉じ、ボタンを押すと中の紙が消えて紙に書いた通りの食べ物が出てくる不思議な箱です。飯テロ待った無しの夢のアイテム。初めて見たときグルメテーブルかけを一瞬連想したりしました
しかしこの箱、「紙に書いて出した料理を食べると、以後死ぬまでその料理以外のものを口にできなくなる」というやばい代物です。水すらNG。出したものを食べなければ何も起きない模様。

SCP-198-JP「饐の素(すえのもと)」
白いペースト状の何かが入った、家庭でよく見る一般的なタッパー容器。
中に食品が入っている状態の冷蔵庫の中にのみ出現し、これがあると同じ冷蔵庫内の食品がとんでもないスピードで腐っていき、3日程度で黒いペースト状になってしまいます。おまけにこのタッパーは一切目に見えず、ほかのものが完全に腐る、もしくは中身を取り出して冷蔵庫を空にすると初めて目にみえる厄介で不思議なタッパーです。得体が知れない。(SCPはそういうものですが)
ちなみに冷蔵庫内が全部腐るか何も入っていないと、タッパーは自動的に一番近くにある中身の入った冷蔵庫にワープします。こわい。中身のペーストはとても美味しいらしいのですが…?

SCP-444-KO무간지옥(KOは韓国支部を指す記号です)
とある国のとある山荘にある5人の遺体と、それに関係して発生する怪奇現象。
この5人は山荘の中で殺人劇に巻き込まれたようで、最初に発見された一人の遺体は「歪曲」がひどく、年齢・性別がわからない状態です。腐ってるとか獣に食い荒らされてるとか、そういうことではない模様。財団は彼らを殺した犯人を捜すことで、怪奇現象を収めようとしています。
その内情はかなり複雑に入り組んでおり、読後感はなんともいえないものがあります。心臓の弱い方やホラー耐性のない方には注意が必要かも…今更過ぎますが
項目名の和訳は載せないことにします。多少知識のある方なら訳さなくてもそのまんま読めるし、読めないなら読めないで日本語で読めるページが存在するので(そこで読んだ)検索すればすぐに見つかります。一時期ハングルを勉強していた身としてはぜひ原語版の報告書を読破してみたいところ。
タイトルを読んで中身を読み、もう一度タイトルを読むと非常にゾッとします。この手の怪異創作ではかなり好きな部類です。生み出してくださった韓国のユーザーさんに感謝



基本的には不気味なもの、怖いもの、危険なものだらけのSCPですが、和み系や感動系、全力でバカみたいなことしかしないお笑い系なSCPまで本当になんでもあって飽きません。
(極論を言うと何かしら常軌を逸した性質を持っていればなんでもSCPみたいなものなので系統は非常に多様)
想像に限界はないんだな〜と思わされるジャンルです。みんなもハマろうSCP沼。

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