2019年5月8日水曜日

「エロ」とのかかわりの話

あっという間のGW、もうおしまいです。月日は早い。

以前原稿の進捗の話をしている時にふと「エロは好きだけど苦手だ」というようなことを言ったのですが、今日はなんとなくそのことについて書いてみようと思います。

まずここを読みにくる人はきっとある程度pixivとかprivatterにも目を通してるタイプの人だと勝手に思ってるので(違ってもまあいいや)具体的にどんなのをとはいちいち言いませんが、成人向けの絵は普通にいっぱい描いています。文章も色々書いてます。
単純に楽しいというのもあり、エロとなるとほとんどの場合についてまわる複雑なポーズや二人以上の人数の絡みや衣服の表現の練習ができるのもあり、漫画の場合はさらに擬音語やコマ運びにも関わってきて、とにかくいろんな「表現」が詰まってると思っています。そういった詰め込めるものが多いところが多分主だった好きな理由。(ヌードデッサンとか裸婦像は美術的な修練技法だと思って個人的にエロのうちに含めていないけど、その辺は人によるだろうか)

(エロに限らず)好きと苦手が同居してることなんて至って普通な気もしますが、とりあえず苦手な理由を箇条書きにしてみるとこんな感じ。
・作画カロリーが高い
・見るときに必要な気力のカロリーも高い
・なんかカロリーが高い

いや、わかるか!

というよりなんとなく「エロ」とひとまとめにされるものの中でも、原初のコミュニケーションツールとしてのそれと、単純な性欲や生殖本能の発露の結果を描いたようなものとでは好きの度合いが違うと言った方が適切かもしれません。個人的に好きなのは前者。
後者ももちろん好きだけど時と場合を選ぶことが多いというか、以前「ノッてるときでなければ積極的に遠ざけているほど苦手」という風に表現していたのは後者のようなもの。
後者がそれほどまでに苦手な理由はよくわかりません。本能的な嫌悪感かもしれないし、何らかの刷り込みで嫌悪がしみついているのかもしれないし、なんなら憎いと思う気持ちすらちょっとある不思議。でも好きな時はとことん好き。両者の間に優劣が存在するわけではないのですが、受ける印象が異なることだけは確かです。

普段の創作において一番描きたいものが各々のキャラクターが作る「物語」なので、後者のようなエロ表現だと話の中に自然に挿入するのが難しいのが苦手な理由なのではないかという推測もあります。一枚絵であればともかく、脈絡なくいきなり「えっちなことしよう!」というノリはどうもうまく形作れない。単発系はもともと苦手分野なのかもしれません。それやってる時間でもっと描きたい話山ほどあるねんってことかもしれないけど
別に自然じゃなくたっていいんですけどね。全然自然な流れじゃないものもたくさん描いてます。ただそれらはなるべく自由な一次創作の土俵で展開していって、あくまでもキャラや原作のこういうところが好きだという前提に立っている二次創作では極力控えているつもり。二次創作はだいたい何を表現していきたいかやり始める段階で決まっているので、話の中に織り込んでいるもの以外は「幕間」扱いということで本当はあまり増やしたくはない…(実際に増やしてないとは言ってない)(ジレンマ)

だいぶ話が脱線している気がする。
ちなみにざっくり苦手な理由として挙げた「作画カロリーが高い」は好きな理由としても成立してます。いろいろ描き込んだりするのが好きなので、それができるのは楽しい。逆にどこで意図的に線を減らすかとかそういうのを考えるのも醍醐味だと思ってます。他にもどのくらい汁気を含ませるかとか柔らかさとかetc……
それらの「考えることが多い」という要素も好きでありながら同時に苦手なものの一つ

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